はじめに
狩猟をするためには狩猟免許の取得が必要です。狩猟免許には4種類あり、網猟免許・わな免許・1種銃猟免許・2種銃猟免許となります。
銃砲などの所持許可証は公安委員会が許可権者ですが、狩猟免許は各都道府県が許可権者となりますので、申請は東京都の場合、管轄部署である東京都環境局が受付部署となります。
狩猟免許試験は今までは1回/年程度でしたが、現在ではコロナの影響で3密を避けるため、5回/年程度に変更になり、人数制限から事前申請の抽選方式に変更されました。
通常の免許は受験するの抽選などはありませんが、コロナの対応のため致し方ありません。自分の運を信じましょう。
重要なことですが、銃をもっていなければ銃猟狩猟免許の受験資格がないと思っている方がいますが、それは間違いです。ただでさえ抽選なのですから狩猟を始めたい人はすぐに事前申請をしましょう。

※下記の取得の流れは東京都で1種銃猟狩猟免許を取得する場合を基本としております。
狩猟免許取得の流れ
- 狩猟免許試験 事前申請
- 東京共同電子申請・届け出サービスより、事前申請を行います。
狩猟免許試験は、コロナの影響で試験会場のスペース上の制約があることから、事前申請に変更され抽選に受験となっております。
事前申請は申込期間中に氏名や住所等、必要事項をパソコンから、記入すればOKです。
費用はかかりません。
事前抽選の結果が事前申請者全員宛てに通知されます。ここで当選して初めて本申請に進めます。
- 狩猟免許試験 本申請
- 当選したあなたは運も味方しています。早速、狩猟免許試験の本申請をしましょう。
狩猟免許には細かい受験資格がありますが、1種銃猟免許は試験日に満20歳以上の方、網猟免許及びわな猟免許に関しては、満18歳以上の方で健康体であれば、まず受験可能です。詳細は東京都環境局のサイトをご確認ください。
必要書類
・狩猟免許申請書
・写真 1枚
・医師の診断書 1通(申請前6か月以内に発行されたもの)
・住民票 1通
・受験票交付用の封筒
・現に有効な猟銃・空気銃所持許可証の写し (注:該当者のみ提出)
・現に有効な狩猟免状の写し (注:一部免除の申請者のみ)
・申請する免許の種類ごとに5,200円/件
以上を郵送にて申請します。
- 初心者狩猟免許事前講習会の受講(※必須ではありません)
- 東京都猟友会が主催する講習会となります。
本試験の技能試験対策用の講習会となりますが、受講は必須ではありません。
本試験に自信のある方は不要となりますが・・・・・・
本試験の技能試験にある、「銃の点検・分解・結合、装填・姿勢・脱包、団体行動・休憩、空気銃の操作、及び距離の目測」が銃も所持していない人に可能でしょうか?
まず、無理です。必須ではありませんが、受講するようにしましょう。
講習会は東京都猟友会ホームページからお申込みいただけます。
受講料:10,000円(狩猟読本・試験例題集を含む)
2種類以上受講を申込む方は、
1種類増すごとに5,000円増しとなります。
2種類受講申込される方は、15,000円
3種類受講申込される方は、20,000円
4種類受講申込される方は、20,000円
- 本試験の受験
- 試験は
1、知識試験 2、適性試験 3、技能試験をまる1日をかけて試験することになります。
知識試験はキチンと勉強すればなんとかなります。適正試験は健康体であればクリア。問題は技能試験ですが東京都猟友会の講習会を受けていれば安心です。
技能試験は
・銃の点検・分解・結合、装填・姿勢・脱包、団体行動・休憩、空気銃の操作
・距離の目測
・鳥獣の判別
となっております。鳥獣の判別は緊張しますので、事前に良く勉強しておきましょう。
- 狩猟免状の発行
- 試験の合否については、試験日から概ね2週間後に郵送で通知するとともに、合格された方には狩猟免状も同封します。また、合格者番号一覧をホームページで公表しています。
- 詳しくは
- 東京都環境局のホームページをご確認ください。