(UAV)ドローン研修に参加いたしました。
大型台風10号が迫るなか、何とか天候に恵まれ、(一社)日本森林技術協会主催の「シカ捕獲を効率化するためのドローン活用講習会」に参加いたしました。
午前中は座学として、「ドローンを活用した忍び猟・少人数巻き狩り」などの事例紹介に始まり、ドローンの操作、機器の取り扱い研修を受け、午後は実地研修のスケジュールとなっており、当会以外にも他の猟友会から全体で20名弱の参加者となっておりました。


現在、東京都ではドローンを活用したシカ捕獲を実験レベルで実施しており、課題もあるものの一定の成果をあげています。
今回のドローン研修でも、ドローンによる「忍び猟・少人数巻き狩り」の事例紹介もあり、着実に成果を上げているようでした。
本年度、青梅猟友会においても外部業者協力のもと、有害鳥獣駆除の現場で、ドローンを利用したシカの発見試験を行い、多数のシカを発見するに至っております。
しかし、同時に課題も多く、研修ではドローン運用時間の制限や発見スキル向上に時間が掛かる点など、今後、改善や試行錯誤が必要であることも良く理解できる内容となっていました。
あくまで狙撃は人間の役割であり、ドローンが直接害獣や害鳥を狙撃することはできないため、ドローンにどのような補助的な役割をしてもらうかが鍵となりそうです。


とはいえ、実際にドローンを操縦できなければ、実験や利用方法の検討もできないことから、当会としては、まず会員にドローン操作を覚えていただき、飛行経験することが必須の課題です。
今後、利用方法を模索するための足がかりとするため、青梅猟友会からもドローン操縦の研修に参加していただきました。
現在のドローンは高度なセンサーにより安定した飛行が可能で初心者でも飛ばすだけであれば、すぐに飛ばすことができるほど高性能です。もちろん数十万円と価格も高性能ではありますが・・・
今回は基本的な飛行研修ではありましたが、実地研修では思いのほか、当会会員もラジコンを飛ばす少年の顔に戻って、はしゃきながらの研修となり、今後も前向きに検討できる足がかりとなりそうです。
青梅猟友会としては、減り続けるハンター人口を補う手段として、ドローンによる狩猟や有害鳥獣駆除を今後とも検討してゆく予定です。
